<ハワイ散骨の費用・相場・経済事情vol.4>-【ステップ解説①】自力でハワイへ行く場合の散骨費用シミュレーション
「散骨って、海に遺灰を撒くんだよね?もしかしたら自分(個人)でもできるかもしれない!」そう思われる方もいらっしゃるでしょう。そこで、今回は、ご自分でハワイ散骨を行う場合の費用の目安をお伝えします。アロハの風に吹かれながら、心癒されるひとときとなりますように。
自力でハワイ散骨を検討する前に

ハワイ散骨センターでは、これまで多くのご遺族様からご相談をいただいてきました。特に最近では、「自力でハワイへ行って散骨したいが、費用や手続きが心配」という声が増えています。
本記事では、「自力でハワイ散骨を行う場合の費用感」について、実際の流れに沿って具体的にシミュレーションします。あわせて、委託(代行)散骨との比較や、「円安」「インフレ」などのキーワードが与える影響にも触れ、判断材料としていただける内容にまとめています。
ステップ別:自力で行うハワイ散骨の流れと費用
ステップ① 航空券・宿泊費
2025年現在、燃油サーチャージや円安の影響により、日本-ホノルル間の往復航空券は1人あたりで約7万円〜(平均10~13万円程度)ですが、利用者が多い時期は20万円近くまで高騰しますす。宿泊費も物価高の影響で、ホテルは1泊5万円前後が一般的です。
ステップ② 散骨の許可と船の手配
ハワイでの海洋散骨は合法ですが、個人で船を手配するのはやや難しいかもしれません。船のチャーター費用は約15〜30万円で、英語での手配に加え、観光客価格となるでしょう。また散骨そのものは、アメリカの環境に配慮する法律に則る必要があります。
ステップ③ 遺灰の準備と持ち込み
「遺骨」は、海外へ持ち込むことはできません。日本で粉骨業者に依頼して「ご遺灰」にすることで、ハワイ渡航時の機内持ち込みが可能です(真空パック加工やEPA報告書、検疫書類などは不要です)。粉骨費用は2〜4万円程度が相場です。
ステップ④ その他の雑費
レンタカー、食費、現地移動費などを加味すると、追加で5〜10万円前後を想定しておくと安心です。
総額:自力でハワイ散骨にかかる費用の目安
約40万〜70万円前後(同行者人数・日程・円相場により大きく変動)
費用を左右するポイント:円安・インフレの影響
2025年現在、円安ドル高が進行しており、米ドルで支払う現地費用(船チャーター・儀式代・宿泊代など)は、数年前より約1.3〜1.5倍高くなっている印象です。
また、インフレにより物価が上昇し、宿泊・交通・飲食全体で出費が増える傾向にあります。こうした経済的要因を踏まえ、「ハワイまでの渡航が難しい」と判断される方も少なくありません。
自力と委託(代行)散骨の比較シミュレーション
項目 | 自力で散骨 | 委託(代行)散骨 |
---|---|---|
費用目安 | 約40万〜70万円 | 約15万〜25万円 |
手続きの手間 | 煩雑(全て自己手配) | 少ない(当センターがサポート) |
渡航の必要 | あり | なし |
安心感 | 個人の準備力に依存 | 専門家による対応で安心 |
まとめ:現実的な判断とご相談を
ハワイでの散骨は、「故人の想いを叶える美しい弔いの形」であると同時に、費用や手続きのハードルも存在します。
ハワイ散骨センターでは、自力での実施をご検討の方にも適切なアドバイスを行っております。委託(代行)散骨なら15万円〜対応可能で、費用を抑えながらも丁寧にお見送りできます。
「できるだけ希望に沿った形で散骨をしてあげたい」というお気持ちを、どうか一度ご相談ください。
FAQ:よくあるご質問
Q1. ハワイでの散骨に検疫やEPA報告書は必要ですか?
いいえ、検疫書類・EPA報告書・真空パック加工は一切不要です。手荷物での持ち込みが可能です。
Q2. 粉骨は自分でできますか?
ご自身では行えません。ハワイ散骨センターでは、信頼できる粉骨業者をご紹介し、粉骨後の遺灰を当センターへご郵送・またはお持ち込みいただく形をとっています。
Q3. 宗教儀礼を行いたいのですが可能ですか?
はい。現地神職者による儀式をオプションで追加可能です。宗教にこだわらず、無宗教の方にも安心してご利用いただけます。
いかがでしたか?ご自身でハワイ散骨をされる際の費用の目安は、想像と同じくらいでしたか?ハワイ散骨は、ご遺言に沿って選ばれる方が多いです。日本の納骨と違って、「想い出の地、ハワイ」で大自然に抱かれながら大切な故人をお見送りするハワイ散骨。素敵なセレモニーとなりますように!